楽屋ネタ編 という名の長い「あとがき」 《N+2》の着想過程(作成:オッサン)

改めて考えてみると、私が取り上げてきたテーマには、まったく一貫性がありません。共通しているのは、日常生活の中で何となく興味を惹かれたものだということくらいです。

何かが気になって、少し調べてみます。しかし、必ずしも納得できるとは限りません。そこで、「こうかもしれない」と調べ直します。それを続けると、話がどんどん発散していきます。発散させていけば、当然ながら、だんだん何の話をしているのか分からなくなります。そこで、出発点は何だったっけ、と振り返ります。すると、散らばっていた話に、実は一本筋が通っていたりします。それが見つかると、一つの話になります。

ネコの話が多いのは、単純です。私がネコを好きだからです。人間がネコのために餌を用意し、トイレを置き、家の中まで変えているのを見て、これ、どっちが支配しているんだ、と思いました。それが世界征服の話になりました。別のときには、ネコみたいに生きることを教義にして遊んでいたら、反例を出して適用範囲を絞るほど、かえってネコに戻っていきました。

もちろん、ネコが何かを教えているわけではありません。人間が働いている横で寝ているだけです。それを見ているこちらが、働くって何だ、役に立つって何だ、価値があるって何だ、と勝手に考え始めます。

哲学というと、難しい本や難しい言葉を思い浮かべます。それを勉強することも必要なのだと思います。でも、ネコが寝ているのを見て、「こいつ、何もしてないのに、なんで私はこんなに嬉しいんだ」と思う。そこから考え始めたっていいのだと思います。

きっかけなんて、何だっていいんです。

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